子どものマイオブレース矯正(大阪府吹田市)

費用は全部で4万円~7万円(平均)

まじめに毎日使い続けないと効果がでません。「本人のやる気」と「家族の本気度」により、すぐ飽きてしまう方もおられます。ブラケットなどの矯正治療と違い取り外しが可能なので、本人が自分からすすんで使用する子どもは効果が出やすい傾向にあります。本人が自分から使用しない場合は、子どもが寝たあとに、ご家族の方がマウスピースをそっと口に入れてあげるなどの毎日の努力が必要です。取り外し可能なので自ら中断してしまうというデメリットはありますが、マウスピースの材質的・機能的に子どもの健康上何かが悪くなるというデメリットは報告されていません。材質は赤ちゃん製品に使われているシリコン製です。

令和6年度の新規予約受付中です

詳しくはお問い合わせをご覧ください

開始年齢が11歳半以降の当院の傾向

マウスピースでの筋機能訓練が目的なので

やってみて良かったと言われる方もいますが

あまり変化のない場合もあります。

当院の方法での10年間以上の経験からの

私の思う

大きなデメリットとして

①毎日夜はめて寝るという事が続かない

なかなか理想通りにはいきません

日中1時間も続かない

子どもも毎日大変だと思います。

もちろん毎日頑張ってはめている子もいます。

モチベーションを上げ励まします。

なのでアクティビティまではもとめません。

「夜だけは、はめて寝て」と言い続けます。

朝はずれているのはOKです。

しかたがないです。

毎日はめてから寝ることの継続性が大切です。

体調により鼻がつまったり咳がでる日は

使うのも大変なので2~3日休みましょう

なので

はめてくれるか➡やってみないとわかりません

はまっているか➡やってみないとわかりません

効果があるのか➡やってみないとわかりません

成長期の下顎の過成長などがあれば

抑制することができない場合もあります

当院ではこれ以上のことはできないので

それでも「やってみたい」と思うご家族を

費用LINEQ&Aでサポート致します。

★なぜ安いか?

★遠方なのですが・・

★当院の症例 治療前➡治療後

★保護者の皆様からの声(当院のLINEより)

開始年齢や歯並びの状態

永久歯に交換するスピード・年齢などにより

1年ぐらいで満足して

来なくなる方もおられれば

6年以上コツコツ続けている子どももいます

一応の終わり(歯列の完成)は

14歳頃(第二大臼歯萌出完了後)です。

歯列が完成するまで診たいのですが

9割以上の方が中学生になると

学校が忙しくなり来られなくなります。

または装着率(週に1日とか)が下がります。

②マウスピースは破けたり変形します

消耗品と考え信じて使うかどうかです

それでもこれまで開始時の1個を含め

最高6個が3名で、多くは平均3個です

当院ではご家庭の負担が少なくてすむように

1個1万円(税込み)としております

高額と思われるでしょうが

各種1個1万円前後で仕入れていますので

ご理解よろしくお願い致します

③前歯や奥歯の咬み合わせが変化します

既製品を使用するだけなので

予想外の咬み合わせになる場合もあります

必ず良い方向に変化するとは限りません

その時々で

対応(中断や負荷をかけるなど)が必要です

咬み合わせはご家庭での判断が難しいので

通院なしで使用するのはどうかと思います

マウスピースは魔法の装置ではありませんが

ある年齢の期間は装置を信じて

チャレンジする価値はあると思います。

④前歯の歯肉が退縮することが稀にあります

販売元では特に上が多いとお聞きしましたが

当院では下の前歯の

歯肉退縮が0.5%(2人)の割合でありました

その2人とも継続中です

マウスピースが歯肉に当たっているか

調べましたが当たっていませんでした

歯肉退縮の原因はわかりません

何もしていない子でも

歯肉退縮がある子もいます

⑤楽しくない

10人に1人ぐらいの割合で

痛い時は慣れるまで痛い

始めは泣く子もいます

慣れるまで眠れないこともある

デメリットも多いですが

それを上回るメリットも多く

頑張れるか頑張れないかは

人により価値観が違うと思います

何もしないのが楽です

その選択肢も考え方によっては

間違いではないと思います

当院の特有のデメリット

他院より安い、3か月に1回の受診

その結果➡10人に1人ほど

親が安易に考え、まじめにせず

1~3回再来しただけで

そして来なくなる。

歯並びは変わらず成長期も終わる

おそらく、高額で月1だと

まじめにされると思います

その他

会話すると破けます。はずして話します。

破け方にもよりますが使えない場合は

新品(当院では1万円)が必要になります。

モグモグすると破けます唇を閉じるだけです。

出し入れは、歯に擦れないように

口を少し大きく開けて「そっと」して下さい。

勢いよくはずすと歯にすれて破けます。

1年以上破けない子(8割)。すぐに破ける子。

破ける子は短期間に何回も破きます。

原因を考えないといけません。

まずは日中なのか就寝中なのか

何回も破く場合はまずは日中は中断し

就寝中をメインに考えます。

半年ぐらいなら破けても頑張っている証拠。

痛い部分はハサミでカットし調整できます。

後方の飛び出た部分、まれにタンタグ部分。

K2やT2は後方に穴が開いているので

そこからお口の中の水分が侵入し

ごくまれにコアーの周りが着色しますが

着色はとれず、予防策もありません。

なる子とならない子がいて、着色しても

機能的、健康的には問題ないとの事です。

洗浄液も注意が必要です

基本は水洗いしてから乾燥します

もし洗浄剤を使うのなら

リテーナーシャインが良いと思います

マウスピースをお口に入れる前は

歯磨きをしっかりします

汚れたままはめると虫歯になります。

T2はケースがジャストサイズなので

ゆっくり「そっと」フタを閉めて下さい

無理に蓋を閉めると変形する事があります。

1年以上でマウスピースが縮む事があります。

半年も頑張っても朝まで口にない子もいます。

あきらめずにご指導致します。

キレイになり満足すると続けない子がいます。

6歳臼歯の後方の歯の7番が萌出するまで気を抜かない方がいいです。

癖の再発や7番の萌出の力によって前歯が乱れることがあります。

癖の改善により後戻りはないと言われていますが念のために保定は必要と思います。

保定はK1のM→Lサイズを使いますので治療中に使ったマウスピースは再度使う事もあるので保管しておいて下さい。

成果がでても個人差があるため必ず満足が得られるとは限りません。

あごが小さい

拡大目的のBWS装置は当院では使用しません。

症例によりBWS(拡大)は効果的と思われますが

申し訳ございませんが

当院ではBWSをする技術がありません

ある程度の改善ならマウスピース3~4個で満足してもらうことも多々ありますが、「不正咬合の程度が困難な場合」や「もっときれいに並べたいという希望のある場合」などは、「状態や年齢」と「本人や家族の希望」に応じて、マウスピースを6個以上使う場合もあります。それでも本格的な矯正にかかる費用(80万円~100万円)に比べると安く、当院の場合費用のほとんどが原価に近いマウスピース本体の値段とご理解下さい(費用参照)。できれば小学校1年~2年生で上下の前歯に歯列不正がある場合は、すでにその原因の口呼吸+低位舌+間違った嚥下があると考え早期に対応し悪いクセを改善したいのですが、患者さんの多くは悪い歯並びが目立ち始める小学校3~4年生の混合歯列期に受診されあわてて開始する場合が多く、その後の犬歯の萌出状態などは個人差があり、必ず永久歯列が満足が得られるかどうかは、その時になってみないとわからないこともあります。あくまでも、マウスピースを毎日毎日適切に使用することとアクティビティにより悪い癖を除去し、本人の発育を利用し歯が本来の位置に並ぶことを期待する治療とご理解下さい。

私の思うメリット

・通院が少なく家族の時間が制限されない

・歯に力をかけず歯に優しい

・既製品なので医院の技量に左右されない

・ただし適切な種類とサイズを選ぶ技量は必要

・引越しても(遠方でも)対応できる場合もある

・いろいろな理由で途中でやめることもできる

・乳歯があればいつでも再開することができる

当院では毎日マウスピースをはめる事を第一に指導していますが、週に5日とか週に3日とかの子ども達も多くいます。それでも頑張っているので励まします。アクティビティまで強要すると子どもも保護者も精神的に疲れるので余裕があれば資料を見て各家庭での実践をお願いしています。舌の位置を口蓋に押し当て密着させる意識の大切さは何回も子供たちにお話します。このような感じで歯並びが良くなっている子どももたくさんいますが、変化のない子供もいます。マウスピースを信じてやってみないとわからない治療法です。

以前2年以上経過したした70人を調査しましたところ62名(88%)の保護者の方が「やってみてよかった」との満足度の結果でした。

1人は全体的には整ったのですがどうしても上顎の2番1本の被蓋が改善(1本だけ反対のまま)せず家族の希望もあり本格的な矯正をするため他院へ受診されましたがやってみて良かったとは言っておられました。その他の7名(遠方3名を含む)は、1~3回は来られたのですがその後受診されなくなりました。根気よく目標をもって毎日続ける事は大変なことだと思いますが何もしなければ何も変わりません。将来大人になってからでも歯並びを良くする方法はあると思います。必ず矯正はしないといけないものではありませんが、もしも矯正をするのであれば大人になってからの矯正の方がデメリット(それまで過ごした時間、矯正に関する時間、費用、抜歯等、歯への力の負担、後戻り、虫歯リスク)は多いと思います。

上顎の成長が1番ピークなのは7~8歳(ゴールデンエイジ)です。この頃に開始することが望ましいです。

静岡県の有名な医院では小学1年生で60%の子ども達が開始します。約2年半のプログラムで進めます。その7割が4年生、9割が5~6年生で終了します。正しい鼻呼吸が確立していれば後戻りはありませが、口呼吸が再発していないか、それによる歯列不正がおこっていないか3~6か月おきにメンテナンスを行い経過観察することは必要です。

当院のマウスピース治療に関しては、2010年に当時10歳だった長女の歯並びが悪く、矯正専門歯科医から永久歯4本の抜歯、月2回の通院、100万円以上の治療費の説明を受けました。私自身ある程度その説明に理解はしたものの、子どもの負担を考え他の方法を探しマウスピース矯正に出会い使用を開始しました。(今から思えばもう少し早く考えてあげればよかったと思っています)。子どもにも保護者にもあらゆる意味での負担が少なく、少しでも歯並びが良くなればという思いから常に新しい情報を得て勉強し検討し続けています。

(2024年3月 歯科医師 川崎一慶)

子ども達が頑張った証

歯で咬むと破けます

破れてコアーが内部からでている

一番多い破れ方

コアーの周囲の着色

約5年間頑張った子の1例

まとめると

7歳10か月~12歳9か月(中学1年)

マウスピースは5個使用

費用初回4万円+追加分4万円=8万円

アクティビティはしていません

マウスピースもしたりしなかったり

生えてくるかどうか心配な歯は

大学病院の矯正科に受診してもらい相談

途中何度もやめたいという

やめていた時期もありました

家から徒歩10分で3か月おきに来院

ご理解してほしいことは

大変な場合はそれなりに大変です

医院では「考え」「励ます」だけです

①2016年10月 (7歳10か月開始)

②2017年10月(1年後)

③2018年9月(2年後)

④2019年10月(3年後)

⑤2020年9月(4年後)

⑥2021年10月(5年後 12歳9か月)

本人がやめたいと言う(中学1年生)

本当は7番が生えそろう14歳まで

もう少し診たかったです。

開始年齢や歯並びの状態

生え変わるスピードや成長

そして毎日の過ごし方(装着率)にもよりますが

個人個人で差があります

どこまでご家族と医院が

マウスピースを信じて辛抱して

経過をみていけるかです

当院はワイヤー矯正ができないので

家族が希望すれば14歳頃までは

満足してもらえるかは別として

(5年頑張っても並ばない場合もあります)

一緒に頑張って経過をみていきますが

ワイヤー矯正ができる医院は

2~3年すると

途中で次の治療を提案してくる場合もあります

何が正解かはわかりませんが

逆にこちらから矯正専門医に相談に行くように

お願いする場合もあります。

ある年齢で反対咬合が1年半以上頑張っても

改善せず下顎の過成長を疑う時など

難しい判断だと思います