上手に咬めるように育てるには、まず食べる機能の獲得として子どもの成長段階にそった離乳食の与え方が重要です。哺乳を反射として行う乳児期から離乳という学習の過程を経て初めて固形食を咀嚼することが可能になります。咀嚼機能を獲得する過程である離乳は口からの固形食品による栄養摂取と食品を飲み込むための正常な嚥下機能の発達を促すトレーニング期間であり、健全な歯列や咬合の発育に必要不可欠な要素となります。離乳期では子どもの歯の生え方に合わせて適切な時期に適切な性状の離乳食を与えることが必要です。