小学校歯科健診へ行ってきました。3年生75名、4年生75名、5年生45名の健診でした。この頃の学年はいわゆる乳歯と永久歯が混合している年代です。完全な反対咬合が1名、右側3本の反対咬合が1名、1~2本の反対咬合が数名いました。正中離開や上顎前突(出っ歯)も数多くみられました。全体で約60%ぐらいの割合で「今のうちに治療したら負担が少なくていいのにな」と心に思いました。

歯列・咬合の判定で「異常なし」「要観察」「歯科医への受診勧告」の3つに判定しないといけないのですが、観察しているうちに成長発育が終わってしまうと考えると、責任のある立場としてどうしても歯科医への受診勧告の判定が多くなります。

今日1番印象に残ったのが、3年生の男子が「僕歯並びすごく悪いです」と自分から言ってくるのです。虫歯や歯の汚れはないのに、いろいろ家庭の事情があるとは思いますが、何もしてあげれない自分の無力さを感じました。