現代の子どもは昔の子どもに比べて歯並びが悪くなっています。最近の子どもは小顔の子どもが多く、顎がその分小さくなり、歯の大きさは変わらないので歯が並ぶスペースが不足し歯列や咬合の不正が多くなります。そうした顎が小さくなっている状態を顎の成長に合わせ広げて歯を並ぶスペースを作っていく目的の装置が床矯正(しょうきょうせい)です。床矯正装置を1日に一定の時間使うことで歯と歯槽骨の傾きが変化してスペースをつくると言われていますが安易に使用するのではなく使うなら細心の注意が必要です。

開始時期は4前歯がそろった6歳~7歳頃から1年前後でゆっくり広げていきます。1日14時間前後使用します。本人、家族が時々ネジを回し装置を広げる必要があります。また後戻りもあるので注意が必要です。

拡大装置について(拡大って大丈夫?)

・ワイヤー矯正とセットで考える必要がある

・最後はワイヤーで整える必要ある

・床拡大だけでは終わらないと考えた方がいい

・後戻りもある

・拡大装置だけだと咬み合わなく可能性もある

・正中離開や上顎前突などは改善しにくい

床矯正は歯を傾けるだけの装置なので、悪いクセを取り除くことで正常な成長発育がもたらす歯並びや咬み合わせの改善を目的とする筋機能マウスピース矯正とは目的が異なります。

口蓋に作用し顎を拡げるのは

急速拡大装置(取付)です

追加

マイオブレースで顎が拡がる?のはなぜ

・まず歯は少しの力で動きます

・指吸いをすると頬の力で顎が成長できない

・その他の癖や動作で成長が抑制されます

・舌を上顎の口蓋に当てると上顎が広がる

・正しい舌の位置や鼻呼吸ができていれば

・自然に成長するという考えです

・マイオブレースは舌を正しい位置に誘導し

・頬や唇からの力を排除します

・マウスピースでできた空間で

・のびのびと歯列が成長するイメージです

・無理に拡げるのではなく

・拡がる(=自然な成長)のを助けます