歯肉に炎症が起こった場合を歯肉炎と呼びます。所見として歯肉の発赤、腫脹、出血などがあります。原因は歯磨きが出来ていないために起こります。歯磨きが出来ていないとプラーク(歯垢)=バイ菌の塊の層が歯と歯茎の境目にたまり、知らず知らずの間に慢性的に炎症を引き起こします。若いうちは歯磨きを正しく行うと5日ほどで治ります。そのまま放置すると大人になってから歯を支える骨が溶ける病気である歯周病になっていきます。小学生の歯肉炎の患者さんはたくさんいます。今のうちから正しい歯磨きの方法を理解することは将来困らないためにも大切だと思います。