小学校の歯科健診での咬合判定「2」の基準 その2:上顎前突

オーバージェットが7mm~8mm以上となっています。

上顎前突とはいわゆる「出っ歯」という表現で使われていますが、いろいろなタイプがあります。奥歯は正常な位置にあり、前歯2本だけがでているタイプ。上の歯は正常なのですが、下顎が成長が乏しく相対的に「出っ歯」になるタイプ。下の歯の並びや顎の状態は正常なのですが上の顎が過剰な成長をしているタイプなどいろいろあります。オーバージェットという上の前歯と下の前歯の先の前後関係だけで歯科受診勧告を決めるのは少し疑問があります。正確な診断は奥歯の位置関係も必要です。やはり年に1回は小学校の歯科健診で受診勧告がなくても積極的に歯科へ受診しじっくり明るいところで時間をかけて診察するべきだと思います。費用もほとんどの市町村で自己負担500円です。