小学校の歯科健診での咬合判定「2」の基準 その4:正中離開

上顎の中切歯間の空隙が6mm以上。

この6mmという幅はかなり大きな幅です。年齢にもよりますが、1mmでも空隙があれば目立ちます。正中離開はマウスピース矯正の得意分野です。改善率は高いです。正中離開でも小帯が口蓋側まで回り込んでいる症例では小帯の処置が必要になってきます。正中離開は本人もご家族も目立つので早期に気づきやすいです。成長による生理的(一時的)な正中離開もありますが、上顎の前歯2本が萌出した時に、悪いクセなどがないか確認して、疑わしければ早期にマウスピースを開始します。正中離開も小学校2年生前後からのマウスピース使用で効果的です。