6歳~7歳、Hellmanの歯齢ⅡC期。

この時期は、第一大臼歯(6歳臼歯)および永久歯の切歯の萌出が開始する時期です。顔面の高さは成人の80%まで成長し、中顔面および下顔面部の発育が大きく、歯列弓が著明に成長変化します。具体的には、第一大臼歯の萌出により歯列弓長径はわずかに縮小し、永久歯の切歯の萌出に伴い、乳犬歯間の幅径は約0.5mm増加します。第一大臼歯は、上顎と下顎とでは萌出方向が異なるため、異所萌出などに注意した観察が必要な時期です。