7歳~8歳、Hellmanの歯齢ⅢAの時期です。

第一大臼歯の萌出が完了し、永久歯の前歯4本が萌出する時期です。この時期は歯列の成長変化が著明で、歯列弓長径が平均1~2㎜増大します。すべての切歯が交換したときに最大となります。また、乳犬歯間幅径は上下顎ともに平均で3㎜増加しますが、乳臼歯部の幅径の増加はわずかです。永久切歯萌出期には時間の経過とともに改善される「みせかけの異常」を呈することがあります。特に「みにくいアヒルの子時代」と呼ばれる上顎の正中離開は、中切歯(1番)の萌出時期では約70%に認められ、その90%は両側の側切歯(2番)、犬歯(3番)の萌出に伴い自然治癒すると言われています。

みにくいアヒルの子時代

でも10%は正中離開が残る可能性があるということです。

10人に1人、といえばかなりの確率です。7歳の時点で将来正中が閉じているかどうかの見きわめは大変ですが、7歳の時点で悪いクセがないかどうかを評価することは大切です。