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マウスピース矯正 記 I2550
2018年７月（８歳～）
反対咬合（１本）、下顎前歯部叢生
前の歯科医院で紹介された矯正歯科で治療費が120万円かかると説明され、ネットで当院を知り来院されました。３年生でもあり、スペースもそれほど不足していなかったのでまずはムーシールド（１個目）から開始しました。３か月で左上２番の側切歯の反対咬合および捻転がかなり改善しました。それから３か月後には正中離開は改善し、さらに下顎の４前歯もきれいにそろいだしました。しかし左上２番の側切歯が思いのほか前に出てこず、ムーシールドも半年頑張ったのでスペースを考えK2（ブルー）（２個目）に変更しました。寝る時にはずれたり、いろいろな事を親子で工夫しながらも毎日頑張って使ってもらいました。
前回から４か月後（2019年５月）。４年生になりました。頑張って使ったので前のマウスピースが破けてしまいました。K2のLサイズ（ブルー）（３個目）開始です。
前回から４か月後（2019年９月）。これまでは抜けそうな乳歯もなく大きな変化はありませんでした。口ポカン（口呼吸）をしてはダメ、舌の位置を口蓋のスポットに当てる意識の練習も同時に行いました。
前回から２か月後（2019年11月）。まだ左上２番は反対のまま。正中もわずかにずれています。上顎の乳犬歯が抜けそうなので、思い切ってT2のLサイズ（４個目）に変更しました。少し大きかったので後方をハサミで切り調整しました。
前回から１か月後（2019年12月）。左上犬歯が八重歯のように生えてきたとお母さんが心配されました。T2はK2に比べ犬歯の部位のマウスピースの幅が大きく八重歯の予防にも対応していると説明し、継続して使用してもらいました。
前回から３か月後（2020年３月）。９歳になりました。乳歯はあと５本となりました。開始してから１年半です。このマウスピース矯正は乳歯がある時期が最も効果的です。永久歯列だとあまり効果がないと言われています。前回心配していた八重歯ぎみだった犬歯もキレイにならびました。モチベーションアップのため初診からの写真を順番に経過をおってお母さんに見てもらったところ、歯並びがかなり良くなったと喜んで頂きました。子ども本人も喜んでいました。
