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マウスピース矯正 記I2479

2019年4月開始(10歳~)

正中離開、上顎前歯部転位歯

かかりつけの歯科から矯正歯科にいくように勧められ、矯正専門医から説明をうけるも納得できず当院へ来院されました。10歳のNちゃん。主訴は上の前歯の位置が1本少しずれているのと軽度の正中離開です。本人も気にしていました。K1のLサイズ(1個目)からスタートです。少し大きめです。痛かったらハサミでカットしますと説明。スタート後1週間で寝ている時もはずれなくなったとの事。1か月後には正中離開は改善。痛みもなく順調。開始後3か月たった先月には正中もキレイにそろい、気になっていた前歯のずれも改善し、下の4前歯もきれいにそろいました。今の問題点はNちゃんは小学校4年生ですが、上の乳犬歯も抜けて現在側方歯群の生え変わりの時期で犬歯のスペースがやや不足していることです。まだK1を3か月しか使っていませんが、個人個人の交換時期やスピードを考え、犬歯部分にゆとりあるT2のLサイズ(2個目)に変更しました。歯磨きもかなり上達し、フッ素もできるようになりました。そしてK1は犬歯がキレイに萌出した後にまた使うのでキレイに保管しておくように伝えました。

前回から2か月後(2019年10月)。T2のLサイズを順調に使用中です。引き続き問題点は上顎の犬歯のスペース不足です。

前回から4か月後(2020年2月)。現在10歳半、下顎はキレイに並び、上顎2番の反対咬合も改善しました。両側の上顎の側方歯群の交換が順次行われていますが、もう少しスペースがほしい状態です。もうすぐ開始して1年がたちますが親子で頑張ってくれています。