小学校1年生では、個人差もありますが、下の歯の永久歯が生えてきます。よくある質問に「乳前歯の後ろに歯が見えてきたので大丈夫ですか?」とありますが、まったく問題はありません。下の前歯の交換によくみられるパターンです。女の子の方が男の子より若干早いですが7歳前後で、下の前歯の4本が生えそろいます。その時に顎の小さな子供の場合に歯の生えるスペースが不足している状態で乳犬歯と永久歯の中切歯にはさまれた永久歯の側切歯がそろわず下の前歯がガタガタになります。いわゆる叢生の状態です。乳犬歯の位置には乳犬歯より大きな永久歯の犬歯が9歳頃にはえてきますので、少しのガタガタなら成長で良くなるかもしれませんが、明らかに、見て成長だけではスペースの確保に難しい場合には1年生からでもマウスピースを使い舌や口唇の位置を適正な位置に導き歯列の成長拡大してあげたほうが良い場合があります。低年齢からの開始は個人差もありますが、反抗期も少なく、お利口にマウスピースを使ってくれる場合もあります。