当院ではご家族のご負担の軽減のため
院内でのアクティビティは行っておりません
A:マウスピースを毎日はめてもらうこと
B:舌の位置と鼻呼吸を毎日意識すること
に集中して頑張ってもらっています
「舌は前歯の裏側のやわらかい所に当ててね」
「位置がわかれば少し強く当ててね」
「唇を閉じて鼻で呼吸してね」
「授業中は姿勢を正すことを意識してね」
ご興味のある方は下記の
本来のアクティビティ(一部修正)をご覧下さい
※オリジナルDVDを参考に当院の患者様に理解しやすいように当院独自の時間や回数を示しています。患者様でご不明な場合があれば当院にお尋ねください。
ステップ1
【呼吸に関する認識】
この練習は口からの呼吸と鼻からの呼吸が歯にどのような影響を与えるかを理解します。
口からゆっくり呼吸して下さい。口はフィルターを持たないので、空気中の細菌が直接、歯や喉に接触します。口呼吸の場合は病原菌が口の中に残る可能性があります。
鼻からゆっくり呼吸して下さい。空気は鼻でろ過されるので、流れが穏やかになり暖められます。呼吸中、歯は保護されています。
鼻からの呼吸は歯を整列させるために重要です。この呼吸法は歯の健康に役立ち、歯並びと姿勢を改善します。鼻からの呼吸の意味を考えながら鼻からの呼吸を毎日2分間練習します。
まずは2週間続けてみましょう。
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ステップ2
【鼻を開く】
口から呼吸する時は鼻を閉じています。
これではダメです。
鼻を開く練習をしましょう。
1.唇を閉じ、リラックスします。
2.鼻から呼吸をして下さい。
3.鼻を指でつまんで歩きはじめます。
4.5歩、歩いて止まり
指をはなし鼻で5回呼吸します。
5.10回繰り返しましょう。
そして2週間続けましょう。
6.口から呼吸しない練習です。
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ステップ3
【ペース】
この練習は良い呼吸をコントロールするものです。
1.唇を閉じてリラックスして下さい。
2.鼻から呼吸をして下さい。
3.鼻をつまみ歩き始めて下さい。
足踏みでもいいです。
4.歩調に合わせて、次に鼻から手をはなし呼吸するまでを数えて下さい。無理はしないで気分が悪くなったり、息切れをしない程度に行って下さい。
5.呼吸はすべて鼻から行います。
口からは呼吸をしないで下さい。
6.この練習を毎日2分しましょう。
2週間続けましょう。
※私は、毎朝歩いて通勤しています。その時に鼻をつまんで10歩歩き、止まらないで歩きながら鼻で5回呼吸をします。それを15分回の間何回(多分100回以上)も繰り返して通勤しています。そうすると朝のデスクワークで自然と舌先が口蓋前方に位置し鼻で呼吸してる感覚が自然と身に付きます。まずは大人が実践して体感することも大切です。
(歯科医師 川崎一慶)
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ステップ4
【安静時の舌位】
この練習は舌に安静時の正しい位置を教えます。
1.舌先を前歯の裏側の約5ミリ上の
カーブが始まる粘膜につけます。
ここをスポットと呼びます。
2.唇を軽く閉じてリラックスします。
3.歯を食いしばらず、
奥歯は軽く離して下さい。
5.鼻から呼吸して下さい。
毎日2分間、
2週間続けましょう。
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ステップ5
【正しい嚥下(飲込み)】
この練習で正しい嚥下を学んで下さい。
正しい嚥下の確認に鏡を使います。
1.舌先を安静時の位置(スポット)に置いて下さい。
2.嚥下を始めます。唇を閉じて奥歯を軽く咬み合わせて下さい。
3.前歯に触れないようにして舌を上顎に押し付けて下さい。
4.舌の中央部を押し上げて下さい。
5.舌を前方から後方へロールさせるように嚥下しましょう。
6.この動作を鏡で見ましょう。唇は嚥下時に動きません。唇が動いてはいけません。
7.毎日2分間、2週間続けましょう。
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ステップ6
【飲む】
嚥下時に舌と唇をどのように使うかを学んで下さい。
1.コップ1杯の水を用意します。
2.舌先を安静時の位置に置きます。
3.水を少しふくんで下さい。
4.舌をカップのようにして
舌の中央で水を保持します。
5.奥歯を咬み合わせ正しい嚥下を始めます。
6.水が残っている間は頭をまっすぐにしておいて下さい。
7.最後の1滴を飲み込むために頭をやや後ろに傾けます。
8.唇は動かしません。
9.毎日2分間、2週間続けましょう。
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ステップ7
【連続して飲む】
この練習は連続した飲込みをより良くするためのものです。
1.コップ1杯の水を用意します。
2.舌先をスポットに置きます。
3.奥歯を咬み合わせます。
4.唇をコップにつけ水を吸込みます。
5.吸い込んでいる間は舌先をスポットに合わせて、奥歯を軽く咬み合わせて下さい。
6.舌の両側から水を吸込んで下さい。
7.奥歯を咬み合わせ、スポットに舌を当てたままコップが空になるまで続けて下さい。
8.毎日コップ1杯の水がなくなるまで、
2週間続けましょう。
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ステップ8(最終)
【唇の練習】
唇を閉じる事や鼻から呼吸をすることに問題がある場合にも有効です。
1.唇を合わせリラックスします。
2.唇で上下の歯を覆うようにして、お口を開けます。
3.唇をそのままにして頭を後ろに傾けます。
4.頭を後ろに傾ける時に舌の筋肉が引っ張られるのを感じて下さい。
5.唇と頭をリラックスさせ、指先で唇をマッサージします。
6.上唇を伸ばしながら下唇を覆い吸い込む練習。
7.下唇を伸ばしながら上唇を覆い吸い込む練習。
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