一時的に奥歯が咬まなくなる状態

当院では

100人中約5人の割合で遭遇します

本当に最初の頃は悩みました

前歯が先に当たって

奥歯が当たらなくなる状況です

①当たるまで中断する(約2か月)

②中断せずに1か月おきに診る

※中断するか経過を診ながら決めます

今回は、スタートしてすぐだったので

②で対応しました

1.開始時 7歳10か月

2.前回から1か月後

3.前回から3か月後

4.前回から3か月後(奥歯で咬めない)

乳犬歯の早期接触

なぜ?

下顎が前方に?

下顎だけ側方に大きくなった?

ここから慎重に経過を毎月診ていきます

5.前回から1か月(ますます咬めない)

乳犬歯の早期接触

6.前回から1か月後(咬めるようになる)

スタートから10か月後

3か月おきの経過観察に変更

補足

初診時の左側面と10か月後の左側面の

上顎と下顎の前後的位置を

比較してみると

上下のD(第一乳臼歯)を基準にした場合

あまり変化ないように思います

あの乳犬歯の早期接触はなぜ起こる

95%の子ども達は

普通に咬んだ状態で経過するのはなぜ?

本当かどうかわかりませんが

比較写真だけで考えると

被蓋関係をみると

この症例では上顎より下顎の方が

側方の成長が早いか

または上顎が遅いか

その結果、早期接触になったりする

よくわかりません

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