マイオブレース 4~7万円(大阪府吹田市)

拡大装置とは上顎を拡げる装置で

取外し式と固定式があります

気になる歯並びの1つにスペース不足があり

歯が生えるスペースがなく

「ガタガタになるのでは」と心配になります

スペースがなく大人になってからの矯正で

第一小臼歯の抜歯は昔からされています

当院ではネジによる力の拡大はしていませんが

適切な時期の適切量の拡大は否定はしませんが

安易に適当に拡大されている症例をみると・・

「拡大は終わったのでこれで終わり・・・」

咬み合っていないし・・・

前歯もガタガタのまま・・・

適切な時期・適切な量・適切な基準を

矯正専門医でない私が思う事は

先の論文の発育による増大時期を考えて

時期は余裕をみても9歳まではしない

模型で歯と歯の間の距離の平均値と比較する

片肘や口腔悪習癖の改善するとこはする

1つの基準として

2021 日本口腔保健学雑誌 11:1:1-6

歯冠幅径の大きい上顎中切歯を有する

AngleⅠ級の日本人女性における

上顎切歯、犬歯、第一小臼歯の

歯冠幅径の関係

私なりにかんたんにまとめると

食生活やその他の要因で

現代人は歯が大きい傾向があるようです

永久歯の前歯が生えてきたら

その幅を測定し

その後に生えてくる歯の大きさを推測し

良い歯並びに導く必要があるかを考える論文

上顎中切歯の日本人女性の平均値

左側 8.37mm  右側 8.33mm

今回の研究では平均値より大きい

26名(平均年齢19.5歳)を測定

上顎中切歯の平均値

左側 9.00mm 右側 9.02mm

【結果として】

上顎犬歯も大きくなる傾向

上顎側切歯は有意な相関なし

上顎第一小臼歯も有意な相関なし

【考察】

上顎中切歯が平均より大きいときは

萌出スペース不足の改善のため

食材や食形態の選択、正しい咀嚼など

顎の発育刺激が必要である

いいかえれば中切歯幅が平均値であり

乳歯間幅径や6歳臼歯間幅径が年齢での

平均値であれば

どう考えるかです