小学校の歯科健診での咬合判定「2」の基準 その3:叢生

隣在歯が互いの歯冠幅径の1/4以上重なりあっているもの。

叢生の咬合判定も微妙であり、叢生とは特にスペースの不足により下の前歯に出やすい傾向があります。2本の叢生もあれば6本の歯が重なり合う叢生もあります。叢生の原因は明らかなスペース不足であり同じ時期にに生えてくる 前歯4本が生えるスペースをもとめてジグザクに生えてきます。そしてそのあとに狭いすき間に大きな犬歯が生えてくるのでジグザクが治らず固定されてしまいます。上の歯ではスペースがあるので4本はきれいに生えてきますが、犬歯が生えるすき間がない場合は、いわゆる八重歯となってしまいます。スペースを広げるのはマウスピースの得意なところです。上でも下でも前歯の2本以上のジグザグが認めれば早めにマウスピースを使用すれば改善傾向がみられることが多いです。