807261
一時的に奥歯が咬まなくなる状態
当院では
100人中約5人の割合で遭遇します
本当に最初の頃は悩みました
前歯が先に当たって
奥歯が当たらなくなる状況です
①当たるまで中断する(約2か月)
②中断せずに1か月おきに診る
※中断するか経過を診ながら決めます
今回は、スタートしてすぐだったので
②で対応しました
1.開始時 7歳10か月
2.前回から1か月後
3.前回から3か月後
4.前回から3か月後(奥歯で咬めない)
乳犬歯の早期接触
なぜ?
下顎が前方に?
下顎だけ側方に大きくなった?
ここから慎重に経過を毎月診ていきます
5.前回から1か月(ますます咬めない)
乳犬歯の早期接触
6.前回から1か月後(咬めるようになる)
スタートから10か月後
3か月おきの経過観察に変更
補足
初診時の左側面と10か月後の左側面の
上顎と下顎の前後的位置を
比較してみると
上下のD(第一乳臼歯)を基準にした場合
あまり変化ないように思います
あの乳犬歯の早期接触はなぜ起こる
95%の子ども達は
普通に咬んだ状態で経過するのはなぜ?
本当かどうかわかりませんが
比較写真だけで考えると
被蓋関係をみると
この症例では上顎より下顎の方が
側方の成長が早いか
または上顎が遅いか
その結果、早期接触になったりする
よくわかりません
開始から1年半後の経過です
先の咬合不安定は毎月経過を診るでのりきる
その4か月後にも咬合不安定(咬めない)になる
1週間の中断を指示➡咬めるようになる➡再開
その後8か月間(~R6/7/22)
調子よく咬んでいます
前歯より奥歯の咬み合わせが大切です