Patrick McKeown氏による
機能的呼吸インストラクタートレーニング
OHTHIKA NEWS LETTER
Vol.2 July 2021より
「呼吸の仕組み」
人間は直立しているので血液の濃度が一番高いのは
肺の下葉です
口呼吸だと肺の上の方しか換気されず
胸郭の上の方で呼吸している
鼻呼吸は胸郭の下の方で呼吸する
鼻呼吸は一酸化窒素(NO)を活用することができる
NOは肺全体に血液をうまく分散できる
鼻呼吸することで空気を肺全体にいき渡らせる
つまり鼻呼吸すると良いガス交換ができる
鼻呼吸は横隔膜を使うことになるが
使うことで横隔膜が強く太くなってくる
横隔膜は呼吸筋であるが脊椎の安定化にも役立つ
横隔膜を使って呼吸すると肺の容量が大きくなる
のどの部分も鍛えられ虚脱しにくくなる
血中二酸化炭素濃度が上がると
水素イオンが増加する
血中のpHは下がる
脳は水素イオンをモニターしている
水素イオンが増えると
脳は呼吸筋である横隔膜に指令を送る
横隔膜が下がると
肋間筋が外側に開いていき容量が大きくなる
胸郭の容量が大きくなると中の圧力がさがる
圧力が下がると圧力平衡により胸腔内に
空気が入ってくる
脊柱が安定化する
これが呼吸ということです